研究内容 Researches

計画研究班 A02-2

全能性プログラムにおけるエピゲノム再編成の理解とその人為的制御

本課題では、マウス胚が全能性を獲得し、その後消失するまでの過程におけるエピゲノム変化を、最新の微量クロマチン解析法を駆使しつつ明らかにする。この研究の中では、特に、ヒストンシャペロンおよびその制御下にあるヒストンバリアントに注目しつつ解析をすすめる。さらに、領域内連携により体細胞核移植胚を作製し、体細胞核に全能性が付与される際に生じるエピゲノム変化を明らかにすることで、全能性獲得のためのエピゲノム
再編成の包括的理解を目指す。最終的には、ダイナミックに変化するエピゲノム状態がいかなる分子機構により制御されるのかについて詳細を明らかにし、その結果を全能性核の人為的構築のための基盤として応用する。

代表者 / Project Leader

石内 崇士
Takashi Ishiuchi

九州大学 生体防御医学研究所 エピゲノム制御学分野
助教
Kyusyu University
Assistant Professor

http://www.bioreg.kyushu-u.ac.jp/labo/epigenome/index.html

大学院までは細胞接着、細胞骨格を研究対象としてきましたが、全能性という未開拓な分野に惹かれ、ポスドクから初期胚を用いたエピゲノム研究をはじめました。そして今、この全能性領域が発足するというシチュエーション。私にとってはまさに青天の霹靂です。われわれの生命のスタートの根底にある“何か”を解明すべく、日々奮闘中です!