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若手研究者交流webinarシリーズ開催の報告

2021.09.13

本新学術領域では例年、若手研究者の交流を目的とした合宿形式の若手勉強会を実施しています。この若手勉強会は同年代の同業者と知り合う貴重な機会であり、そこで知り合った仲間とはその後も長く交流が続きます。しかしながら、昨年度はコロナ禍により開催できませんでした。そこで今年度の5月から8月にかけて、大学院生および卒後2年以内の博士研究員の参加希望者30名で、全15回、毎週2名ずつ発表するwebinarシリーズを開催しました。このwebinarでは、若手主体で進行・議論してもらえるように、教員は原則立ち入らずに(webinarホストとして、各回、井上・石内・宮本のうち1名のみ参加)、参加者同士の持ち回りで司会、発表、質疑応答を行いました。発表内容は、研究発表またはジャーナルクラブを選択できる形で行いました。結果的に、過半数の方は研究発表を選びました。セミナー後は30分程度の自由討論を行い、若手同士の交流を図りました。最初の数回は互いに顔と名前を覚えるためにブレークアウトルームを使って3−5人ずつのグループで自由会話を行い、その後は全体での議論を行いました。シリーズ後半には、あらかじめ募集した討論テーマに沿った議論も行いました。討論テーマは、留学、キャリアプラン、研究テーマ、人間関係、趣味など多岐にわたり、時に井上・石内・宮本からの経験談を交えつつ、大いに盛り上がりました。最終回では、毎回活発に議論を盛り上げてくれた青木研の船屋智史さん(PD2)と塩見研の竹内力さん(D3)に優秀賞と全能性ロゴ入りTシャツが贈られました。今回の交流がコロナ後の親睦の一助になれば幸いです。

井上梓、石内崇士、宮本圭


船屋智史さんの感想
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東京大学大学院資源生物制御学分野(青木班)所属のポスドク、船屋智史と申します。今年はコロナ禍によりオンラインでの若手勉強会となりました。勉強会ではどの方の発表もとても面白く、毎回活発な議論が行われ自分にとって有意義なものとなりました。またセミナー後の自由討論の時間では「普段研究で心がけていること」や「オリジナリティのある研究とは?」など普段中々話せない内容について先生および学生の方と話すことができ、今後の自分の研究について考える上で大変参考になりました。最後にこのような場を企画してくださった先生方にこの場を借りて御礼申し上げます。

竹内力さんの感想
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慶應大・塩見研の竹内力と申します。この度は優秀賞、加えて副賞の”素敵なモノ”を頂き、大変嬉しく思います。コロナ禍で学会等も制限される中、「あれ、ラボ以外の研究関連の知り合い、ほぼ皆無では…?」と思い参加させて頂いたのですが、結果として非常に充実した、尚且つ学びの多いWebinarでした。何よりも刺激になったのは、同年代、特に修士・学部生の皆様が非常に高いレベルで発表されていた事です。改めて、研究に精進しようと思わされた良い会でした。この様な有意義な機会を提供して下さった参加者の皆様、そして何よりもご多忙の中で企画して頂いた井上先生、石内先生、宮本先生には心より感謝致します。